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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):ジェイエイシ、インベスC、マツキヨHD、KDDI

ジェイエイシ <日足> 「株探」多機能チャートより
■ジェイエイシ <2124>  1,649円  +47 円 (+2.9%)  本日終値
 JAC Recruitment<2124>が5連騰。戻り売り圧力皆無の最高値圏を飛翔している。外資系向け中心に高実績を有する人材サービス関連企業で、特にIT・通信関連企業向けの需要取り込みに成功、紹介者の平均年収は同業他社の約2倍水準と高い。16年4月度の月次売上高(連結ベース)は14億7560万円(前年同月比33%増)と高い伸びを確保、会社側の想定を上回る好調ぶりとなっており、16年12月期業績の増額修正期待が株高の底流にあるようだ。

■インベスターズクラウド <1435>  10,450円  +250 円 (+2.5%)  本日終値
 20日、インベスターズクラウド <1435> [東証M]が子会社「iVacation」を6月1日に設立すると発表したことが買い材料視された。民泊需要の拡大を背景に、民泊完全代行サービスを行う民泊事業を独立化させて新会社を設立する。iVacationでは民泊事業の価値をさらに向上させ、宿泊マッチングプラットフォームの開発、運営を行う。発表を受けて、民泊事業の拡大による将来的な業績への寄与に期待する買いが向かった。

■東海理化電機製作所 <6995>  1,990円  +31 円 (+1.6%)  本日終値
 東海理化電機製作所<6995>が続伸。いちよし経済研究所では同社に対する業績予想について、前回予想に対して一段の円高を想定(17年3月期110円/ドル→105円/ドル)したほか、トヨタ自動車<7203>の世界生産台数の前提を引き下げ、17年3月期営業利益予想を下方修正するとのリポートをリリース。ただ、これら当面の悪材料は、現状の株価水準に織り込み済みと見ているほか、全社横断的に進む合理化と、運転席まわりで進む同社製品の成長性に引き続き注目、同研究所の自動車部品セクター平均(17年3月期予想PER8倍弱)を上回る評価は可能との見方を継続している。レーティングは最上位の「A」を継続、フェアバリューは2900円から2800円へ引き下げている。

■日本トリム <6788>  7,220円  +100 円 (+1.4%)  本日終値
 日本トリム<6788>が反発。SMBC日興証券は、同社の16年3月期決算を受け、業績予想の修正を行ったとのリポートをリリース。業績は2桁の営業増益が継続すると予想し、堅調な増益基調に加え今後の潜在的なビジネス機会に注目。同社の整水器に対して予防医療の側面から、国内外で注目を集めることが予想されるほか、最近のニュースフローでは、農業分野および医療分野への展開が、日本政府の政策に合致していることを示唆しているとみて、このような機会が具現化すればさらなる収益押し上げ効果があるとの見解を示し、投資評価は「A」(アウトパフォーム)を継続している。

■京浜急行電鉄 <9006>  1,034円  +7 円 (+0.7%)  本日終値
 MSCI最小分散指数の定期見直しが日本時間20日に発表された。大和証券では、同指数見直しによる新規採用やウエイト増などで売買面での好影響が見込める上位銘柄として、京浜急行電鉄<9006>、NTTデータ<9613>、リクルートホールディングス<6098>を挙げた。今回の見直しは、今月31日の終値ベースで反映される。同指数はMSCIジャパンの構成銘柄をベースに、相場の下落局面でも損失が膨らみにくいよう設計したもの。

■マツキヨHD <3088>  5,850円  +30 円 (+0.5%)  本日終値
 マツモトキヨシホールディングス<3088>は6日続伸。SMBC日興証券は20日、投資評価の「1」と目標株価8300円を継続した。20日の取引終了後、16年3月期決算説明会を開催。「地域事業会社の利益率は引き続き改善が見込めるほか、インバウンドへの過度な懸念を和らげるという点で好印象」としている。訪日客向け売上高は4月も拡大したほか、4月の既存店売上高は3.2%増と会社計画を上回る順調なスタートを切った点なども評価されている。

■KDDI <9433>  3,161円  +15 円 (+0.5%)  本日終値
 KDDI<9433>が小幅に3日続伸。大和証券は、17年3月期予想営業利益を8981億円から9002億円(会社予想8850億円)、18年3月期を同9640億円から9705億円に変更したとのリポートをリリース。大手キャリア3社の選好順位はNTT<9432>≧KDDI=NTTドコモ<9437>>ソフトバンクグループ<9984>としたうえで、KDDI株を買う理由は、カタリストというよりは、プライスリーダーの立場がもたらす優れたオペレーションへの信頼にあると解説。投資判断は「2」(アウトパフォーム)を継続。目標株価は3400円から3550円へ引き上げている。

■ホシザキ電機 <6465>  10,280円  +40 円 (+0.4%)  本日終値
 ホシザキ電機<6465>が続伸。国内大手証券では、国内の営業網とクリエイティブなソフトビジネスによる既存客深耕や業種開拓、海外では故障率が低い製氷機や業務用冷蔵庫を先兵に収益拡大が続くと指摘。16年12月期に5期連続の営業最高益更新との見方は不変として、上値余地が大きいクオリティ・ステーブルな機械銘柄として買い推奨は揺るがないと評価。レーティング「バイ」を継続、目標株価を1万500円から1万2000円に引き上げている。

■ファンケル <4921>  1,427円  -96 円 (-6.3%)  本日終値  東証1部 下落率2位
 ファンケル<4921>が大幅続落。前週末20日取引終了後に発表した4月度月次売上高情報で、連結売上高が前年同月比4.3%増の76億1400万円にとどまったことが嫌気されている。会社側では、前年同月にテレビ集中プロモーションを展開した反動で、売上高の伸び率が一時的に鈍化しているが、計画通りの進捗としている。化粧品関連事業は、同3.1%増の45億円、栄養補助食品関連事業は、同1.9%増の24億4500万円、その他関連事業は同24.6%増の6億6800万円だった。特にその他関連事業は、発芽米・青汁両事業で2ケタ伸長となった。

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