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【材料】フライト、今期は6000万円の営業黒字を見込む

フライト <日足> 「株探」多機能チャートより
 フライトホールディングス<3753>が小幅に3日続伸。カイ気配で始まったものの、寄り付いた後は上げ幅を縮小している。20日引け後、16年3月期の連結決算と17年3月期の連結業績予想を発表した。16年3月期の売上高は前の期比22.8%増の19億5500万円、営業損益は9200万円の赤字(前の期は5900万円の赤字)となり、17年3月期は売上高が前期比7.4%増の21億円、営業損益は6000万円の黒字を見込んでいる。

 前期については、コンサルティング&ソリューション事業では、引合い状況は堅調に推移しているものの、引合いに十分対応する人員体制を確保できなかったため、前年同期比で減収となった。サービス事業では、新製品「Incredist Premium」の大型案件を納品したことから、前年同期比で大幅な増収となったものの、同製品の開発費の発生により営業利益は微増となった。ECソリューション事業では、事業立ち上げのため、固定費が先行して発生しており、営業損失を計上した。

 今期は、コンサルティング&ソリューション事業では、受注済である前期からの仕掛案件や既存顧客のデータセンター移転案件に注力するほか、新たな取り組みとして、クラウド移行の専門部隊を立ち上げ、ITインフラのクラウド移行の提案を強化する方針。サービス事業では、今期も1億円規模の開発費が発生する見込み。ECソリューション事業では、強みであるカスタマイズ対応や越境ECにフォーカスし、B2B向けECサイト構築パッケージ「EC‐Rider B2B」の販売活動に注力する方針。
《MK》

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