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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):アキュセラ、神戸物産、トリドール、長谷工

アキュセラ <日足> 「株探」多機能チャートより
■アキュセラ・インク <4589>  5,060円  +705 円 (+16.2%) ストップ高   本日終値
 アキュセラ<4589>が急騰。バイオベンチャー企業の同社は眼疾患の加齢黄斑変性に対する治療薬「エミクススタト」を開発しており、現在、臨床第2b/3相試験の段階にある。同薬の主要項目の達成に関する評価となるトップラインデータは、6月に公表となる予定であり、その結果への注目度が高まっている。また、白内障治療薬の候補化合物「ラノステロール」に対する期待も膨らんでいる。

■神戸物産 <3038>  2,482円  +176 円 (+7.6%)  本日終値  東証1部 上昇率9位
 神戸物産<3038>が反発。同社は19日の取引終了後、16年4月の月次実績(速報値)を発表。「業務スーパー」店舗への出荷実績は、既存店で前年同月比3.4%増となった。全店では同6.5%増となり、業務スーパー事業は引き続き好調に推移し、全体売上高は同7.0%増の190億1400万円だった。

■ウェルネット <2428>  4,070円  +235 円 (+6.1%)  本日終値
 19日、ウェルネット <2428> が6月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

■井関農機 <6310>  254円  +14 円 (+5.8%)  本日終値
 井関農機<6310>が大幅続伸。岩井コスモ証券では、同社は引き続き収益環境は良好であるとリポートで紹介。米価の安定が、今期の農業機械の販売増加をもたらすことや、中期的な観点では食料自給率の引き上げに注目したいと指摘。同社にとって、農業機械の生産や販売増加、また海外向けに低コスト生産されたトラクタの需要増加は、ここ数年間続けている費用圧縮や開発費用の軽減とともに、全社的な採算改善をもたらすと解説。投資判断は「A」を継続し、目標株価を250円から300円へ引き上げている。

■クラリオン <6796>  320円  +16 円 (+5.3%)  本日終値
 クラリオン<6796>が大幅続伸。同社は19日、5月25日から27日まで東京ビッグサイトで開催される「運輸・交通システムEXPO2016」に「クラリオンブース」を出展すると発表しており、これを好材料視した買いが入っている。今回、同社が出展するのは、防水性対応(IP69Kクリア)のバックカメラ、複数の車載カメラ画像を俯瞰映像としてモニターに表示することで車両周辺情報を確認できる映像システムSurroundEye(サラウンドアイ)などの安全運転支援、事故防止製品や、堅牢性と耐久性が好評な業務用Android車載端末「Solid AD-1」などの運送/配車システム・管理、通信端末製品などという。

■エイチーム <3662>  1,636円  +78 円 (+5.0%)  本日終値
 エイチーム<3662>が続伸。同社は19日、スマートフォン向け至高のハイファンタジーRPG「ヴァルキリーコネクト」の事前登録を開始したことを発表した。「ヴァルキリーコネクト」は、同社の代表作「ユニゾンリーグ」の制作スタッフが手掛ける最新作。3Dのキャラクターがオートでバトルする誰でも楽しむことが出来るRPGとなっている。

■トリドール <3397>  2,772円  +117 円 (+4.4%)  本日終値
 トリドール<3397>が連日で年初来高値を更新。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、ロシアや豪州、ハワイなどの収益状況が厳しかった地域の収益改善により、今期以降も出店拡大による利益成長期待が一段と高まっていると指摘。かつてサイゼリヤ<7581>が海外利益構成の高まりによりバリュエーションを切り上げたことを挙げ、同社においても同様の展開が見込まれると解説。レーティング「バイ」を継続、目標株価を2800円から3000円に引き上げている。

■長谷工コーポレーション <1808>  1,188円  +50 円 (+4.4%)  本日終値
 三菱UFJモルガン・スタンレー証券が19日付で長谷工コーポレーション <1808> の投資判断「オーバーウェイト(強気)」を継続し、目標株価を1690円→1790円に増額したことが買い材料視された。リポートでは、17年3月期もゼネコン業界のなかで高い水準を誇る収益力を維持すると報告。今期の単独受注高はオリンピック選手村案件200億円程度の計上を前提に、会社計画4900億円と上回ると予想している。また、完工総利益率は会社計画を踏襲し、過去最高の16.3%を見込む。同証券では、17年3月期の連結営業利益を800億円→820億円(会社計画は800億円)、18年3月期は820億円→840億円にそれぞれ上方修正した。

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