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【材料】科研薬、国内大手証券では爪白癬治療剤クレナフィンの売上は300億円前後への成長が可能とみる

科研薬 <日足> 「株探」多機能チャートより
 科研製薬<4521>が3日ぶりに小反落。5日移動平均線を上回る水準では上値が重いようだ。

 大和証券では、同社の16年3月期実績や、4月発売の競合品ルコナックが割安感の強い薬価となった影響を慎重にみて、爪白癬治療剤クレナフィンの17年3月期売上予想を250億円に減額(前回290億円)するとのリポートをリリース。それでも、中期的には市場拡大再算定による15%の薬価引き下げを保守的に想定しつつ、300億円前後への成長が可能とみていると解説。

 同証券は、クレナフィンの販売動向等が伝わるにつれて、成長ポテンシャルが再評価されると考え、投資判断は「2」(アウトパフォーム)を継続。目標株価は9100円から7400円へ引き下げている。
《MK》

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