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【材料】日本マニュファクチャリングサービス---16.3期営業利益292.9%増、PS事業が計画を大きく上回る利益を確保

nms <日足> 「株探」多機能チャートより

日本マニュファクチャリングサービス<2162>は13日、2016年3月期決算を発表。売上高が前期比26.3%増の621.79億円、営業利益が同292.9%増の19.40億円、経常利益が同84.2%増の13.50億円、当期純利益が34.4%減の3.75億円だった。

16.3期の特徴は、15.3期からグループ入りしたPS事業が通期で貢献したと同時に、利益率・額の両方で、同社の稼ぎ頭になっている。同事業は、アウトソーシングを主力とする会社がメーカー機能を手に入れた際への収益の貢献の大きさを実証することになり、台湾系EMS大手が日本の家電大手を買収する一年以上前に、事業買収を成功させた点は、同社のスピード感ある実行力の証しとも言える。このPS事業に引っ張られる形で、製造派遣・製造請負事業、EMS事業は、前期比減収ながらも増益を果たしている。

2017年3月期通期については、売上高が前期比6.7%減の580.00億円、営業利益が同48.5%減の10.00億円、経常利益が同33.4%減の9.00億円、当期純利益が同59.8%増の6.00億円を見込んでいる。

《TN》

 提供:フィスコ

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