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【材料】三菱UFJなどメガバンクが大商いで高い、GDP好調でマイナス金利拡大観測が後退

三菱UFJ <日足> 「株探」多機能チャートより
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>、みずほフィナンシャルグループ<8411>などメガバンクに物色資金が流入、活況高となった。売買代金は前場段階で三菱UFJがトップ、三井住友が3位、みずほが4位にランクされている。

 きょう寄り前に発表された1~3月GDPは前期比年率1.7%増と市場コンセンサスを大幅に上回り、「うるう年」による影響を考慮してもプラスとなったことで、6月に予定される日銀金融政策決定会合での追加緩和期待が後退、これが全体相場にとってネガティブ材料と受け取られる場面もあったが、「銀行セクターにとってはマイナス金利拡大に伴う収益デメリット懸念の後退につながり、売り方の買い戻しを絡めて思わぬ上昇をもたらせた」(国内ネット証券大手)と指摘されている。三菱UFJは1000億を上限とする自己株式取得を発表し、17日に3163万株の買い付けを行うなど株主還元姿勢も強めていることもあって、買い人気の加速につながった。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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