【材料】シャープが続伸、悪材料山積も陰の極通過で踏み上げ素地
シャープ <日足> 「株探」多機能チャートより
鴻海精密工業傘下での経営再建が期待されるが、前16年3月期は連結最終損益段階で2559億7200万円の赤字(前の期2223億4700万円の赤字)と落ち込みが際立ち、期末時点で債務超過となり、日経225種から外れるだけでなく、8月1日には東証2部に指定替えとなる見込み。国内外証券の投資判断も総じて弱気のオンパレードで新株発行による大幅な希薄化懸念など、文字通り悪材料山積の状態にある。
ただ、株価は1月13日の安値108円で陰の極を通過した可能性がある。信用取組は売り残、買い残とも増勢のなか信用倍率0.7倍台と大きく売り長で、日証金では貸株申し込み制限がかかるなか、踏み上げ(損失覚悟の売り方の買い戻し)素地が意識されている。
出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)