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【材料】オプティム---2016年3月期は増収増益で着地、2017年3月期も2桁の増収増益を見込む

オプティム <日足> 「株探」多機能チャートより

オプティム<3694>は5月13日に2016年3月期決算を発表。売上高が前の期比21.9%増の26.20億円、営業利益が同33.9%増の5.38億円、経常利益が同33.8%増の5.39億円、当期純利益が同19.0%増の2.89億円と2桁の増収増益で着地した。創業来16期連続となる過去最高売上高、5期連続増益となった。

主力のIoTプラットフォームサービスが好調に推移した。モバイル端末やPCなどの管理やセキュリティ対策を提供するソフトウェア「Optimal Biz」のライセンス数が順調に増加したほか、モバイル端末やPCなどの画面共有や操作、設定などを遠隔で行うことができるソフトウェア「Optimal Remote」のライセンス数なども順調に拡大。定額電子雑誌読み放題サービスの「タブレット使い放題・スマホ使い放題(タブホ)」の販売も順調に進んだ。また、昨年8月に発表した遠隔作業支援専用スマートグラス「Remote Action」にも多くの引き合いがあるという。利益面では、変動費が少ないライセンス収益が増加したことで利益率が改善。営業利益率は前の期の18.7%から20.5%に上昇した。

同時に2017年3月期の業績見通しを発表。2017年3月期は売上高が前期比22.1%増の32.00億円、営業利益が同18.9%増の6.40億円、経常利益が同18.5%増の6.40億円、当期純利益が同50.0%増の4.34億円を見込む。IoT端末の制御やデータ解析などを提供する新サービス「OPTiM Cloud IoT OS」の拡大に向けた投資が嵩むものの、引き続き既存サービスの安定成長が収益に貢献する見通し。IoT/AI/Robot分野への投資を強化し、第4次産業革命の中心となる企業となるとしている。なお、新サービスは会社計画に織り込んでおらず、新サービスの受注獲得があれば想定よりも売上高と利益が拡大する可能性があるとしている。

《TN》

 提供:フィスコ

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