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【材料】電通が反落、想定為替レート見直し16年12月期業績予想を下方修正

 電通<4324>が反落。16日の取引終了後、16年12月期の連結業績見通しについて、売上高を従来予想8656億円から8172億円へ、営業利益を1420億円から1324億円へ、純利益を889億円から812億円へ下方修正したことが嫌気されている。

 15年12月期から12月期決算としたため比較はないものの、会社側による参考値との比較では、売上高0.2%減、営業利益3.3%増、純利益2.3%減となっている。最近の円高傾向を受けて、為替想定レートを1ドル=120.9円から106.1円へ、1ポンド=185.3円から155.4円へ見直したことが主な要因としている。

 同時に発表した第1四半期の連結決算は売上高1995億4200万円、営業利益317億9600万円、最終利益172億1500万円となり、実質で売上高0.7%増、営業利益44.7%増、純利益64.6%増だった。国内事業は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会のスポンサーシップ・セールスの貢献もあり好調に推移。一方の海外事業は、米州が不調だったものの、ヨーロッパ、中東、アフリカが2ケタ増となったほか、日本を除くアジア太平洋も堅調で、米州のマイナスを補った。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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