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【材料】森永菓が利益確定売りに急反落、17年3月期営業利益は微増、株式併合と単元株100株への変更も発表

森永 <日足> 「株探」多機能チャートより
 森永製菓<2201>がウリ気配スタートし急反落。ただ、25日移動平均線近辺で下げ渋る動き。13日引け後、17年3月期の連結業績予想を発表した。売上高は前期比2.1%増の1856億円、営業利益は同0.4%増の115億円の見通し。

 商品の開発体制を強化し、高付加価値商品を生み出すことで既存事業の収益力を強化するとともに、成長分野である健康分野での事業拡大および海外事業のグローバル展開を加速させ企業基盤の強化に努めるほか、収益改善を目的とした品目の削減、商品規格の見直しや、生産部門の生産効率向上をはじめとした経営の効率化をよりいっそう推進する方針。

 同時発表の16年3月期の連結決算は、売上高が前の期比2.2%増の1818億6800万円、営業利益は同92.9%増の114億5600万円だった。10日引け後発表の上方修正と同水準。また、9月30日時点の同社株式を10月1日付で5株を1株に併合するとともに、単位株式数を1000株から100株へ変更することも発表している。

 2日に年初来安値514円を示現したことや10日引け後の上方修正でこのところ買われていたこともあり、今日は利益確定目的の売りが優勢となっているようだ。
《MK》

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