【市況】NY金先物週間見通し:もみあいか、米インフレ動向を見極める展開
■NY金先物
安値:1,258.30ドル
高値:1,289.50ドル
終値:1,272.70ドル
前週末比(騰落率):-1.65%
■下落、主要通貨に対するドル高が嫌気される
NY金先物は下落。ユーロ、日本円などの主要通貨に対するドル買いが優勢となったことや米早期利上げへの期待が再び広がったことが嫌気された。ただ、13日の取引では米国株安を意識した安全逃避の金買いが観測されており、下げ幅はやや縮小した。
■もみあいか、米インフレ動向を見極める展開
想定レンジ:1,250.00~1,300.00ドル
NY金先物はもみあいか。米早期利上げ観測が再浮上したが、4月消費者物価指数が予想を下回った場合、インフレ期待は後退し、金先物に対する支援材料となる。ただし、原油先物が一段高となり、株式相場が堅調に推移した場合、安全逃避の金買いはさらに縮小する可能性がある。
《TN》
提供:フィスコ