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【材料】IBJ---1Q営業利益30.3%増、全事業部が順調に成長

IBJ <日足> 「株探」多機能チャートより

IBJ<6071>は10日、2016年12月期第1四半期(1月-3月)決算を発表。売上高が前年同期比23.4%増の11.44億円、営業利益が同30.3%増の2.53億円、経常利益が同30.3%増の2.53億円、四半期純利益が同35.0%増の1.65億円だった。

事業部別売上高の増減率はコミュニティ事業が前年同期比41.0%増、イベント事業が同30.3%増、ラウンジ事業が同13.1%増、コーポレート事業が同17.1%増となり、全事業部が順調に成長している。婚活サイト「ブライダルネット」を運営するコミュニティ事業では2月の専用アプリリリースでユーザビリティの向上を実現し、月会費課金者数は前年同期比42.1%増となった。イベント事業は2店舗の出店と1店舗の増床を実施し、動員好調で売上高が大きく伸びた。

また、コーポレート事業の新規開業数も過去最高を更新し、引続き、旺盛な需要を取り込むことが重要となる。

また、中期経営計画の戦略である「ユーザー数拡大」と「LTV(顧客生涯価値)向上」において、それぞれ2つの成長戦略を打ち出した。

「ユーザー数拡大」では心理学と統計学による性格診断をリリースして会員増を図る、ゲートウェイ戦略とIBJの成婚メソッドを地方自治体版にアレンジして提供する地方自治体戦略。「LTV(顧客生涯価値)向上」ではイベントコミュニティ型Webアプリをリリースし、婚活に限らずサービスを提供する領域拡大戦略とAI(人工知能)を活用し、新たなマッチングアルゴリズムを創出する技術開発戦略を掲げた。

足元の4月の月次状況では、婚活会員数は前月比で1.2万人増の46.1万人(前年同月比31.4%増)と過去最高の伸びで推移した。4月に開催した大型イベント企画では満員御礼につき増枠開催となり、イベント動員数は前年同月比38.3%の4.0万人を達成した。

《TN》

 提供:フィスコ

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