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【材料】VTホールディングス---16.3期営業利益76.19億円、今期は事業計画を最大限保守的に策定

VTHD <日足> 「株探」多機能チャートより

VTホールディングス<7593>は10日、2016年3月期決算を発表。売上高が前期比7.4%増の1464.68億円、営業利益が同3.7%増の76.19億円、経常利益が同2.3%増の76.03億円、当期純利益が同11.7%減の40.90億円だった。

自動車販売関連事業の売上高が前期比6.7%増の1400.857億円、営業利益が同5.6%増の77.16億円。新車部門では、ホンダ車の販売台数が5,934台(前期比10.7%減)、日産車の販売台数が14,417台(前期比8.3%減)と国内販売は苦戦。一方で、海外を含めたグループの新車販売台数は27,549台(前期比0.2%増)となっている。その他、サービス部門では、増収増益だった。

中古車部門では海外への輸出台数が前期比16.2%減と苦戦したが、国内販売と海外ディーラーの中古車販売に注力したことで、グループ全体の中古車販売台数は46,268台(前期比1.8%減)と微減に。その中で高額車種の増加等により増収増益を確保している。

また、住宅関連事業の売上高が同26.9%増の62.68億円、営業利益が同19.6%増の2.90億円。建築家とコラボレーションした高級住宅を中心に展開しているが、ニーズの高まりとともに受注棟数・竣工棟数は堅調に推移している。

17年3月期通期については、売上高が前期比1.7%増の1490.00億円、営業利益が同14.7%減の65.00億円、経常利益が同14.5%減の65.00億円、当期純利益が同10.8%減の36.50億円を見込んでいる。三菱自動車の燃費試験データ不正問題の影響として、当該車両の販売計画を上期は4月既納車分以降はゼロ、下期についても、当期実績から約30%減の台数と見込み、事業計画を最大限保守的に策定している。

《TN》

 提供:フィスコ

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