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【材料】ソフトバンクが大幅高で売買代金トップ、16年3月期営業利益8.8%増と本業好調

ソフトバンク <日足> 売買代金 「株探」多機能チャートより
 ソフトバンクグループ<9984>が大幅高で3連騰、4月25日につけた年初来高値6373円もにわかに視界に入ってきた。全体地合いを左右する銘柄としても市場の注目度は高く、きょうはトヨタ自動車<7203>を押さえ東証1部上場企業のなかで売買代金トップとなっている。

 同社が10日取引終了後に発表した16年3月期の決算で、売上高が9兆1535億4900万円(前の期比7.6%増)、営業利益は9994億8800万円(同8.8%増)、最終利益は4741億7200万円(同29.1%減)だった。最終損益は、前期に計上した中国・アリババ集団の株式上場に伴う利益の反動で大幅減益となったが、本業のもうけをしめす営業利益は、国内通信事業の好調を背景に9%の増益で着地したことが素直に買いに反映された。また、懸案である米携帯電話子会社スプリントの早期収益化について、孫社長が改めて自信を示したことも好感された。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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