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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:九電工、スタートトゥ、エスエムエス、NTTドコモ

九電工 <日足> 「株探」多機能チャートより
■ファインデックス <3649>  1,575円  +210 円 (+15.4%)  11:30現在  東証1部 上昇率トップ
 4月28日、ファインデックス <3649> が決算を発表。16年12月期第1四半期(1-3月)の経常利益(非連結)が前年同期比5.9倍の3.1億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。主力の大規模医療機関向けデータ管理システムの受注が伸びたうえ、前期に買収した放射線情報システムも寄与し、84.0%の大幅増収を達成した。上期計画の3.3億円に対する進捗率が95.5%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■ステラ ケミファ <4109>  2,481円  +273 円 (+12.4%)  11:30現在  東証1部 上昇率2位
 ステラ ケミファ<4109>は全般急落相場に抗して12%を超える上昇をみせている。同社が4月28日取引終了後に発表した17年3月期の連結業績予想では、売上高は282億4900万円(前期比2.7%増)、経常利益は13億4000万円(前期比28.4%増)を見込んでいる。これが買いの背景にあるようだ。電気自動車(EV)向け電解質が収益に貢献する見通し。市場ではEV関連の有力株としても注目度が高まっているもようだ。

■東京エネシス <1945>  904円  +88 円 (+10.8%)  11:30現在  東証1部 上昇率4位
 28日に決算を発表。「今期経常は微増で3期連続最高益更新へ」が好感された。東京エネシス <1945> が4月28日大引け後(16:00)に決算を発表。16年3月期の連結経常利益は前の期比6.6%増の60.7億円になり、従来予想の54億円を上回り、減益予想から一転して増益で着地。17年3月期は前期比0.4%増の61億円とほぼ横ばいを見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。3期連続増収、増益になる。
  ⇒⇒東京エネシスの詳しい業績推移表を見る

■九電工 <1959>  3,015円  +239 円 (+8.6%)  11:30現在  東証1部 上昇率8位
 28日に決算を発表。「今期経常は13%増で3期連続最高益、前期配当を10円増額・今期は15円増配へ」が好感された。九電工 <1959> が4月28日大引け後(15:00)に決算を発表。16年3月期の連結経常利益は前の期比51.7%増の275億円に拡大し、17年3月期も前期比13.2%増の312億円に伸びを見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。5期連続増益になる。同時に、前期の年間配当を35円→45円(前の期は25円)に増額し、今期も前期比15円増の60円に増配する方針とした。
  ⇒⇒九電工の詳しい業績推移表を見る

■スタートトゥデイ <3092>  4,975円  +335 円 (+7.2%)  11:30現在
 4月28日、スタートトゥデイ <3092> が決算を発表。16年3月期の連結経常利益は前の期比18.1%増の178億円で着地。続く17年3月期も前期比23.9%増の221億円に伸び、14期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。今期も通販サイト「ZOZOTOWN」への出店企業の増加で手数料収入が伸び、26.8%の大幅増収を見込む。業績好調に伴い、今期の年間配当は前期比13円増の60円に増配する方針としたことも買いに拍車を掛けた。

■エス・エム・エス <2175>  2,194円  +142 円 (+6.9%)  11:30現在
 4月28日、エスエムエス <2175> が決算を発表。16年3月期の連結経常利益は前の期比30.3%増の35億円に拡大して着地。続く17年3月期も前期比20.1%増の42.1億円に伸び、13期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。今期は前期に買収した医薬情報サービスを展開するMIMSの業績上積みが寄与し、26.1%の大幅増収を見込む。介護事業者向け経営支援サービスの会員増加に加え、看護師人材紹介の生産性向上も収益拡大に貢献する。

■関電工 <1942>  831円  +51 円 (+6.5%)  11:30現在
 4月28日、関電工 <1942> が決算を発表。16年3月期の連結経常利益は前の期比65.2%増の170億円に拡大し、従来予想の148億円を上回って着地。続く17年3月期も前期比20.6%増の206億円に伸びる見通しとなったことが買い材料。今期は東京五輪開催に向けたインフラ整備や首都圏の大規模再開発といった建設需要の拡大を追い風に、設備更新を中心に電力関連工事の受注が伸びる。 業績好調に伴い、今期の年間配当は前期比2円増の16円に増配する方針としたことも支援材料。

■ミライトHD <1417>  1,028円  +60 円 (+6.2%)  11:30現在
 28日に決算を発表。「前期経常が上振れ着地・今期は2.2倍増益へ」が好感された。ミライト・ホールディングス <1417> が4月28日大引け後(16:00)に決算を発表。16年3月期の連結経常利益は前の期比54.6%減の67.3億円に落ち込んだが、従来予想の55億円を上回って着地。17年3月期は前期比2.2倍の145億円にV字回復する見通しとなった。
  ⇒⇒ミライトHDの詳しい業績推移表を見る

■NTTドコモ <9437>  2,728円  +131 円 (+5.0%)  11:30現在
 4月28日、NTTドコモ <9437> が決算を発表。16年3月期の連結税引き前利益は前の期比20.8%増の7780億円で着地。続く17年3月期も前期比17.5%増の9140億円に伸びる見通しとなったことが買い材料。今期は光通信サービスやデータ通信収入が伸びるうえ、減価償却方法の変更による償却費の減少も寄与し、増収増益を見込む。業績好調に伴い、今期の年間配当は前期比10円増の80円に増配する方針とした。前日終値ベースの配当利回りは3.08%に上昇した。同時に、発行済み株式数(自社株を除く)の2.55%にあたる9913万株(金額で1925億円)を上限に自社株買いを実施すると発表。買い付け期間は5月2日から12月31日まで。株主還元の拡充を好感する買いも向かった。

■エムティーアイ <9438>  813円  +36 円 (+4.6%)  11:30現在
 4月28日、エムティーアイ <9438> が決算を発表。16年9月期上期(15年10月-16年3月)の連結経常利益が前年同期比19.7%増の24.3億円に伸び、従来の2.7%減益予想から一転して増益で着地したことが買い材料。動画や音楽などのコンテンツ配信サービスで単価の高いスマートフォン有料会員の獲得が順調に進み、2.3%の増収を確保したことが寄与。広告宣伝費の抑制も一転増益に貢献した。

■ジェイエイシ <2124>  1,420円  +58 円 (+4.3%)  11:30現在
 4月28日、ジェイエイシーリクルートメント <2124> が決算を発表。16年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比79.0%増の11.8億円に拡大して着地したことが買い材料視された。旺盛な求人需要を追い風に、高単価で専門性の高い人材紹介の成約が伸び、32.2%の大幅増収を達成したことが寄与。上期計画の18億円に対する進捗率は65.9%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■沖縄電力 <9511>  2,895円  +115 円 (+4.1%)  11:30現在
 4月28日、沖縄電力 <9511> が5月31日現在の株主を対象に1→1.5の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の3分の2に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。同時に発表した17年3月期の連結経常利益が前期比26.2%増の66億円となったことも支援材料。

■ユニゾホールディングス <3258>  4,905円  +185 円 (+3.9%)  11:30現在
 4月28日、ユニゾホールディングス <3258> が決算を発表。16年3月期の連結経常利益は前の期比15.8%増の85億円で着地。続く17年3月期も前期比21.2%増の103億円に伸び、5期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。今期は賃貸ビルの空室率改善や値上げ効果で主力の不動産事業が伸びるうえ、2件の新規開業が寄与するホテル事業も収益が拡大する。引き続きコスト削減に取り組むことも増益に貢献する。

■日比谷総合設備 <1982>  1,574円  +35 円 (+2.3%)  11:30現在
 4月28日、日比谷総合設備 <1982> が16年3月期の連結経常利益を従来予想の33億円→63億円に90.9%上方修正。増益率が7.9%増→2.1倍に拡大する見通しとなったことが買い材料。空調設備を中心に手持ち工事が順調に進み、売上が計画を上回ったことが寄与。原価低減による工事採算の改善も利益を大きく押し上げた。

■みらかホールディングス <4544>  4,735円  +30 円 (+0.6%)  11:30現在
 みらかホールディングス<4544>が反発。国内大手証券では、最大の懸念であった日本受託臨床検査業の価格下落は一巡したと考え、会社前提を上回る可能性が高いと指摘。徹底したコスト削減も手伝って、17年3月期のボトムから成長軌道に戻ると考え、17年3月期営業利益予想を249億円から267億円(会社計画は263億円)に引き上げ。レーティングを「ニュートラル」から「バイ」に、目標株価を5600円から6000円に引き上げている。

●ストップ高銘柄
 ニフティ <3828>  1,363円  +300 円 (+28.2%) ストップ高買い気配   11:30現在
 マルコ <9980>  232円  +50 円 (+27.5%) ストップ高買い気配   11:30現在
 アスコット <3264>  478円  +80 円 (+20.1%) ストップ高買い気配   11:30現在
 チエル <3933>  3,180円  +500 円 (+18.7%) ストップ高   11:30現在
 オンコリス <4588>  768円  +100 円 (+15.0%) ストップ高   11:30現在
 以上、5銘柄

●ストップ安銘柄
 トプコン <7732>  1,068円  -300 円 (-21.9%) ストップ安   11:30現在
 ショーワ <7274>  813円  -150 円 (-15.6%) ストップ安   11:30現在
 ダウケミカル <4850>  5,760円  -1,000 円 (-14.8%) ストップ安   11:30現在
 以上、3銘柄

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