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【市況】29日の中国本土市場概況:上海総合0.3%安と3日続落、石油株に売り

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

29日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比7.26ポイント(0.25%)安の2938.32ポイントと3日続落した。約1カ月ぶりの安値。上海A株指数も下落し、7.63ポイント(0.25%)安の3074.87ポイントで引けている。一方、外貨建てB株相場はまちまち。上海B株指数は0.06ポイント(0.02%)安の368.31ポイント、深センB株指数は10.92ポイント(0.98%)高の1129.95ポイントで終了した。

前日の終値を挟み、小幅な値動きに終始する。主要企業の四半期決算発表が佳境を迎えるなか、業績動向に一喜一憂する展開となった。5月1日に3月の製造業PMIが公表されることや、2日にメーデー休場を控えているため、様子見ムードも漂っている。

業種別では、石油株の下げが目立つ。昨日引け後に公表した1-3月期の業績が赤字に転落したことなどが嫌気され、中国石油天然気(601857/SH)が1.5%下落した。金融株や不動産株、ITハイテク関連株、インフラ関連株などの一角もさえない。

半面、自動車株はしっかり。広州汽車集団(601238/SH)が2.4%高と続伸した。同社が27日引け後に公表した1-3月期業績で、純利益が大幅に増加したことが引き続き手がかり。利益が7倍増となった同業の比亜迪(BYD:002594/SZ)も2.9%高と急伸した。石炭株も物色される。中国神華能源(601088/SH)が1.8%高で引けた。同社の今年3月・石炭販売量が2カ月ぶりにプラス成長となり、大幅な伸びを達成したことが支援材料となっている。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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