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【材料】今期、増収増益を見込むAR・VR関連銘柄7選=向後 はるみ

CRI <日足> 「株探」多機能チャートより

2016年の重要テーマの一つAR(拡張現実)・VR(仮想現実)関連銘柄。
その中でも、今期、増収増益が見込まれる7銘柄をピックアップしてみました。

米Tracticaの市場予測データによると、ARを含まないVRの市場規模は20年までに約2兆7000億円にまで成長が見込まれ、その中でもコンテンツの規模は1兆7000億円、ゲームでの規模は約6400億円になるとのこと。

Virtual Reality(バーチャルリアリティ)というとゲームに関するイメージが沸きやすいかもしれませんが、医療分野や製造業での用途拡大、販促ツールや遠隔コミュニケーションでの利用と、産業用での需要拡大が見込まれています。


CRI・ミドルウェア<3698>
音声・映像に特化したミドルウェアの研究開発と許諾販売を展開。医療ヘルスケア分野を育成中で海外展開も積極的に進めています。
ゲーム開発向けCRIWAREの2016年ロードマップでは、1.VR向け機能の強化、2.スマートフォンゲーム演出向け新技術、3.スマートフォン向け開発環境の強化の3点に重点が置かれています。6月には「プレイステーションVR」向け立体音響対応、全天球動画対応を予定しています。バンダイナムコエンターテインメントのVR技術でエンターテインメントの未体験領域を開拓するプロジェクト「Project i Can」に同社の統合型サウンドミドルウェア「CRI ADX tm 2」が採用されました。


サイバネットシステム<4312>
富士ソフトの子会社で、海外製CAE(コンピューターによる工業製品の設計工程支援システム)ソフトの販売・サポートを展開しています。
ARコンテンツ作成を支援する「cybARnet」や、ソニーが従来から研究開発を進めてきた「物体認識技術」と、ソニー独自の「3D空間認識技術」を統合した高機能・高精度なARエンジン「SmartAR (R)」、複数の3次元アプリケーションソフトウェアの描画空間を、リアルタイムに一つの3次元空間として融合し表示する「Fusionシリーズ」などを手掛けています。


ジグソー<3914>
提携先である、英Kudan Limited.が、「AR/VRエンジン+Unity 3D」を日本国内でリリース。メディカル・医療分野のオペサポートや、製造業での活用を見込んでいます。


ショーケース・ティービー<3909>
オープンハウス<3288>、ARアプリ「セカイカメラ」などを開発したオープンランウェイズと業務提携を行い、AR・VR技術を活用し、不動産に関連するサービスの利便性を図っています。


コロプラ<3668>
「VR Tennis Online」や「白猫VRプロジェクト」などVRアプリを手掛けています。国内外のVR関連企業支援に特化した「Colopl VR Fund」を設立し、世界最大級のVR専門ファンドとして、コロプラネクストが運用を行います。


ウシオ電機<6925>
産業用ランプで世界トップ。3D対応のプロジェクターや、VRに対応したプロジェクターや関連機器などを手掛けています。


サン電子<6736>
ARエンジンを持つInfinityAR社、眼鏡型デバイス向けのディスプレイに優れた技術を持つLumus社と業務提携。専用のウエアラブルコンピュータと、業務効率化を行うソフトウエアを組み合わせたトータルソリューション「AceReal」を手掛けています。


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フィスコリサーチレポーター
向後はるみ

《TM》

 提供:フィスコ

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