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【材料】大和ハウスが続伸、特損計上で16年3月期の純利益予想下方修正、国内大手は「バイ」継続

大和ハウス <日足> 「株探」多機能チャートより
 大和ハウス工業<1925>が続伸。上げ幅を縮小しているものの、5日移動平均線が下支えとなっている。13日引け後、16年3月期の連結純利益について従来予想の1540億円から1000億円(前の期比14.6%減)へ下方修正した。一転して減益予想となるものの、株価への反応は限定的となっているようだ。

 同社では、退職給付会計における数理計算上の差異について、発生年度に一括処理を行っていることから、期末日の金利市場の動向を受け、企業年金制度および退職一時金制度の退職給付債務の算定に用いる割引率を主として1.7%から0.8%へ変更し、これに伴う退職給付債務の増加額849億円を特別損失に計上する見込み。

 野村証券はリポートで、退職給付の割引率変更に伴う損失は日本の企業共有の問題であり、会計方法の違いによって、損失が大きく見えるだけだろうと指摘。レーティング「バイ」を継続し、目標株価は4000円から3780円へ引き下げている。
《MK》

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