【材料】小津産業の第３四半期は２．２％営業増益、進捗率は約９５％

　小津産業<7487>が小反発。現在は前日終値２２１３円と比べ小高い水準で推移している。

　同社はきょうの午後２時に、１６年５月期第３四半期累計の連結決算を発表。売上高は前年同期比０．６％減の２８８億７０００万円、営業利益は同２．２％増の５億３００万円となった。不織布事業がエレクトロニクス分野でスマートフォン、タブレット端末用途向けの出荷が若干低調に推移したものの、電装化が進む自動車関連用途の電子部品・デバイス産業向けの販売が好調、高価格帯のカメラレンズ用途向けの出荷も復調傾向にあり、前年同期比で売上高がほぼ横ばい、利益面では増加した。コスメティック分野では、中国市場向けの販売が鈍化し、インバウンド需要に若干の陰りが見え始めたこともあり、前年同期比で売上高、利益面ともに減少した。メディカル分野では、介護関連商品の販売が堅調であったものの、衛生材料の販売の落ち込みや顧客先での商品の在庫調整などの影響で、前年同期比で売上高、利益面ともに減少した。

　据え置かれた通期の営業利益は前期比２０．７％増の５億３０００万円の見通しで、進捗率は９４．９％となっている。
《ＭＫ》

株探ニュース