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【材料】第一三共は堅調、抗凝固剤の中和剤をPortolaと日本で共同開発

 第一三共<4568>は堅調。同社はこの日、Portola Pharmaceuticalsが開発中の抗凝固剤の中和剤「Andexanet alfa」を日本で共同開発する提携契約を締結したことを発表した。

 「Andexanet alfa」は、リクシアナ(一般名はエドキサバントシル酸塩水和物)を含むFXa(活性化血液凝固第X因子)阻害剤の抗凝固作用を中和するよう設計されており、米国では既に承認申請されている。抗凝固療法では、重要部位の出血の管理や緊急手術時の抗凝固作用の中和などを目的として、近年、中和剤の開発が重要となっているが、FXa阻害剤の抗凝固作用を特異的に中和する薬剤は、現在存在しない。

 同社は、日本でもPortolaの開発する中和剤「Andexanet alfa」を、同業他社とのコンソーシアムタイプの協業により開発することで、リクシアナの製品価値最大化に取り組んでいく方針。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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