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【市況】<週末コメント> ─ 来週の相場展望 ─ 2016年3月25日

 今週の日経平均終値は17002円75銭、前週末比277円94銭高でした。

 日経平均は3週ぶりの反発で再び1万7000円の大台を回復してまいりました。しかし、出来高は足元で減少しており、持続的な相場上昇を展望するには心許ない状況ともいえます。東証1部の出来高が20億株の大台を割り込む状況というのは外国人が積極的に買っていない表われでもあり、1万7000円台に乗せてから水準がなかなか切り上がらないのも頷けるところでしょう。テクニカル的にはちょうど今のレンジに13週移動平均線(1万6920円)が降りて来ていて株価の戻りにブレーキをかけています。日足では75日移動平均線(1万7372円)がその上にあり、来週の相場においてはここが戻りの更なるカベとなってくるでしょう。外国人が買って来ない限り来週の相場も1万7000円台前半が上値ゾーンとなります。1ドル=115円を抜ける円安や政府・日銀が思い切った政策を打ってくれば75日移動平均線抜けは容易な状況にありますが、そうした臭いがしてこないのか、外国人は未だに日本株を売り越し(先週末まで外国人は11週連続の売り越し)ている状況です。来週も下値が25日移動平均線(1万6650円)、上値が先の75日移動平均線に挟まれた狭いレンジ内の動きになりそうです。(ストック・データバンク 編集部)

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