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【市況】<マ-ケット日報> 2016年3月25日

 25日の市場は日経平均が3日ぶりに反発。終値は前日比110円高の1万7002円で2日ぶりに1万7000円の大台を回復した。1ドル=113円台へ入った円安を受けて終日堅調に推移。期末に向けた配当取りの動きも相場を下支えした。もっとも、商いは低調で東証1部の出来高は再び20億株の大台割れへ。今晩の欧米市場が休場のため、積極的に上値を買う主体も限られたようである。

 昨日の米国市場は買い材料不在ながらも小口の押し目買いに支えられてダウ平均が3日ぶりに小反発した。朝方は原油相場の弱含みを嫌気して100ドルほど下げて始まったが、売り一巡後は徐々に押し目買いが優勢となり、最終的にはわずかにプラス圏へと浮上している。今晩から3連休に入る割に米国株は意外としっかりしていた。さて、東京市場は円安と配当取りの動きから、日経平均は昨日割り込んだ1万7000円の大台を早々に回復。週末でありながらそこそこしっかりとした展開となった。出来高が少なく大口の実需(外国人買い)が戻っている様子は見られないが、売り方もある程度売り切っているだけに落ち着いた相場つきとなっている。政府による財政出動や消費増税先送り期待があり、年度末に向けて仕掛け売りも出にくいところ。来週も商いは低調ながらある程度堅調な相場展開が期待できそうだ。個別ではマザーズから東証1部に上場変更するタカラバイオ <4974> が大幅高。一方、社長交代劇のゴタゴタでクックパッド <2193> が売られている。(ストック・データバンク 編集部)

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