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【材料】関西電力が反発、国内大手は裁判動向に様子見スタンス、高浜原発3号機の再稼働を17年4月と予想

 関西電力<9503>が実に11営業日ぶりに反発。小安く寄り付いて昨年来安値を更新したものの、その後は買いが優勢となっている。9日に大津地方裁判所(滋賀県)が高浜原発3、4号機(福井県)の再稼働禁止仮処分を決定し、株価は翌10日にマドを開けて下落。原発停止による業績への悪影響を懸念した売りが続いていた。

 三菱UFJモルガン・スタンレー証券はリポートで、当面は、裁判動向について様子見をしたいと指摘。15年12月24日の福井地裁の高浜原発3、4号機の運転差止仮処分の取り消しを参照し、大津地裁による再稼働禁止仮処分は17年3月頃には取り消される可能性があると考え、高浜原発3号機の再稼働を17年4月と予想している。

 レーティングを「オーバーウエート」から「ニュートラル」へ格下げし、目標株価は1630円から1530円へ引き下げている。
《MK》

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