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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):住友ゴ、JVCケンウ、ドンキHD、ディスコ

■住友ゴム工業 <5110>  1,695円  +75 円 (+4.6%)  本日終値
 住友ゴム工業<5110>が反発。9日付で岡三証券がレーティングを新規「強気」、目標株価を1940円に設定した。会社側の前提為替レート1ドル115円に対して同証券では110円の前提とし、今16年12月期は通期連結営業利益で会社側計画の800億円(前期770億6700万円)に対して780億円、来期は830億円と予想しているが、株価バリュエーションの面では割安な水準にあると指摘。中長期的には、昨年の米グッドイヤー社とのアライアンス解消後のタイヤ事業の成長戦略とその効果に注目している。

■レーサム <8890>  1,023円  +45 円 (+4.6%)  本日終値
 マイナス金利環境を背景に不動産流動化関連が人気化。富裕層向けに投資物件を売却するレーサム<8890>や都心を事業基盤に中小型物件でファンドを組成するトーセイ<8923>、首都圏に加えて仙台や札幌など五大都市で中古マンション再生販売を展開するインテリックス<8940>などいずれも上値を指向している。2月16日から導入されたマイナス金利の影響で市場金利が急低下しており、不動産業界はその恩恵を大きく享受している。有利子負債負担の低減に加え、調達金利低下が利益採算を向上させるほか、銀行の相次ぐ住宅ローン金利引き下げの動きもプラスに働く。そのなか株式市場では、相対的に足の軽い不動産流動化ビジネスを手掛ける中小型不動産株に物色資金が向かい始めている。

■オプティム <3694>  4,595円  +195 円 (+4.4%)  本日終値
 オプティム<3694>が4日ぶりに反発。9日の取引終了後、生体認証を用いたセキュア・マーケットプレイス「OPTiM Store」を開発したと発表しており、これを好感した買いが入っている。「OPTiM Store」は、法人向けのビジネスアプリ提供プラットフォームで、50社以上のビジネスアプリデベロッパーと協業し、100種類以上のビジネスに必須となるセキュアなアプリを提供する。提供するビジネスアプリは、オプティムが全て基本動作確認やセキュリティー静的テスト、セキュリティーガイドラインチェックを行い、オプティムが定める基準を満たしたアプリに対して認定マークを付与することで、品質を可視化するほか、今後、指紋を利用する生体認証を用いた、ビジネスアプリへのシングルサインオン機能を提供するとしている。

■JVCケンウッド <6632>  317円  +13 円 (+4.3%)  本日終値
 JVCケンウッド<6632>が3日ぶりに反発。9日の取引終了後、シスメックス<6869>とがんなどの検査に有用なエクソソームを対象とした診断機器を共同で開発すると発表しており、今後の事業展開への期待感から買いが入っている。エクソソームは、多くの種類の細胞から分泌される約50~100ナノメートルの小胞顆粒で、血液や唾液、尿などの体液中に存在。タンパク質やmRNA、マイクロRNAなどの物質が内包されており、それらががんなどさまざまな疾患のバイオマーカーになるとして注目されている。今回の共同開発では、JVCKWがナノビーズを利用した光ディスクに関する技術を生かして、血液中のエクソソームを捕捉・計数する装置の開発を行う一方、シスメックスは保有する遺伝子やタンパク質などの高感度測定技術を利用して、そのエクソソームに内包されている物質を測定する装置の開発を行うという。将来的には身体に負担の少ない、血液を用いたがんの早期発見などに活用することを目指すとしている。

■モリタホールディングス <6455>  1,232円  +48 円 (+4.1%)  本日終値
 モリタホールディングス<6455>が5日ぶり反発。株価は年初から上下にボラティリティの高い展開を続けていたが、時価は1200円近辺で週足三角もち合いが煮詰まってきた。消防ポンプ車の国内トップで、今期は15%営業減益見通しにあるが、これは消防無線のデジタル化移行に伴う車両の一過性の落ち込み要因によるもの。市場では「来期は2ケタ前後の増益に切り返す可能性が指摘されており、時価13倍の予想PERは見直し余地がある」(国内中堅証券)という。

■野村総合研究所 <4307>  3,855円  +145 円 (+3.9%)  本日終値
 野村総合研究所<4307>が反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、株価下落により、従来のエクイティストーリーは概ね株価に織り込まれたと指摘。今後の注目点は、今春発表予定の中期経営計画で長期ビジョン「Vision2022」(23年3月期数値目標:営業利益1000億円、 ROE14%など)達成への期待値を高めることができるか否か、産業ITの持続的な収益拡大への期待値が高まるか否かと解説。レーティングを「アンダーウエート」から「ニュートラル」に、目標株価を3930円から4150円に引き上げている。

■ドンキHD <7532>  3,890円  +145 円 (+3.9%)  本日終値
 ドンキホーテホールディングス<7532>が堅調。同社はきょう正午、2月度の月次売上高を発表。既存店売上高は前年同月比5.8%増となり、11カ月連続で前年実績を上回った。既存店の客数は同2.6%増、客単価は同3.1%増と堅調に推移。春節期間を中心としたインバウンド消費が同月も活況を呈したほか、うるう年効果も押し上げ要因となった。

■ディスコ <6146>  10,440円  +340 円 (+3.4%)  本日終値
 ディスコ<6146>が3日ぶりに反発。ゴールドマン・サックス証券は9日、同社株の投資判断の「買い」を継続した。目標株価は1万3000円(従来1万3100円)としている。同証券では9日に関家一馬社長とのスモールミーティングに参加し「成長投資とコスト管理のバランスが取れた経営と優れた株主還元の持続が確認でき好印象」と指摘。高い競争力、高水準なリターン、秀でた還元方針からSEP(半導体製造装置)セクターのコア銘柄と位置付けている。

■トリドール <3397>  2,170円  +66 円 (+3.1%)  本日終値
 トリドール<3397>が急反発。大和証券は9日付リポートで、同社株の投資判断を新規で「2(アウトパフォーム)」とし、目標株価は2900円に設定した。讃岐釜揚げうどん「丸亀製麺」、焼き鳥ファミリーダイニング「とりどーる」など多種多様な業態を展開している。今後の注目点として「丸亀製麺の都心部への展開が加速する見通し」、「17年3月期上期までは客単価上昇により既存店の好調な推移が期待される」と指摘。海外事業では、アジアを中心に自社展開とM&Aで拡大していることもポイントに挙げている。同リポートでは16年3月期の連結営業利益を前期比79%増の74億6000万円と会社予想である64億4000万円を上回る増額修正を予想、17年3月期は89億円と連続増益を見込んでいる。

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