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【材料】アップルインターナショナル---ASEANでの中古車オークション事業を強化


アップルインターナショナル<2788>は、ASEANでの中古車のオークション事業を強化する。既にオークション事業を開始しているタイに続き、年内にもインドネシアやマレーシアでオークションを開始、常設の会場を開設する。タイ国内と同様、インターネットを介してオークションに参加できるシステムも構築する。日本のメーカーがタイで生産販売するピックアップトラックなど幅広い車種で日本車の需要を見込んでおり、ASEANでのオークション事業の経常利益を2020年度までに現在の4倍の約10億円に増やす計画だ。
同社は、2007年にタイで現地の大手銀行グループと合弁子会社Apple AutoAuction(Thailand) Co., Ltd.を設立。翌2008年から中古車オークション事業を開始。2015年にはバンコクのメイン会場の敷地を倍増するとともに、タイ国内各地にサテライト会場も増やし、現在計12ヶ所の常設会場を持つ。
2016年1月からASEAN域内で中古車輸出の関税がほぼ撤廃されたことを追い風に、今後は周辺諸国にオークション事業を展開、タイで調達した中古車を販売していく。
同社は、2015年度にタイで年間65,000台を販売。タイ国内のオークション市場全体の22.5%に当たる。2018年度にはタイ国内で10万台の販売を目標にしている。

《SF》

 提供:フィスコ

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