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【材料】日本農薬は小動き、国内大手証券は米国EPAのNOICPR発出での業績影響に留意が必要と指摘

 日本農薬<4997>が小動き。現在は前日終値563円近辺で推移している。

 3月1日にEPA(米国環境保護庁)が、「フルベンジアミド(製品名Belt、フェニックス)」について、米国内での利用を制限する農薬登録失効に向けた通告(NOICPR)を発出したことについて、日本農薬は2日引け後に、EPAが指摘する環境安全性に関する疑義について、科学的な見地から不当であるとの見解を発表した。

 これを受け国内大手証券では、中期業績に与える影響が拡大する可能性があり、留意が必要であるとリポートで指摘し、同社の業績への影響は、主に17年9月期以降に出てくる可能性があるだろうと解説。仮に16年に米国でのBeltの販売がなくなった場合、17年9月期の営業利益は同証券予想の90億円から77億円~83億円程度に減少する可能性があるとの見解を示している。同証券は現時点でレーティング「バイ」、目標株価1000円を継続している。
《MK》

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