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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):パナソニック、ぐるなび、日立、熊谷組

■ミライトHD <1417>  831円  +12 円 (+1.5%)  本日終値
 26日、ミライトHD <1417> が株主優待制度を拡充すると発表したことが買い材料。現行は100株以上を保有する株主に一律で1000円相当のギフト券を贈呈しているが、継続保有期間と保有株式数に応じた制度に変更する。100株以上1000株未満保有の株主には一律でクオカード1000円分、1000株以上を1年以上3年未満保有で同2000円分、3年以上保有で同3000円分を贈呈。なお、1年未満保有の優待は廃止する。同時に、ソフト開発請負やシステム運用管理を手掛けるトラストシステムの全株式を取得し子会社化すると発表。事業領域の拡大と強化、さらにはプラットフォーム型ビジネスの展開を推進する。

■パナソニック <6752>  954.3円  +7.9 円 (+0.8%)  本日終値
 パナソニック<6752>が3日続伸。26日付で岡三証券がレーティングを「中立」から「強気」へ、目標株価を1300円に設定した。市場環境の悪化、為替変動により業績はいったん踊り場を迎えているものの、車載、住宅、BtoBソリューションなどをけん引役とした成長戦略に大きな変化はないと指摘。16年3月末に発表されるとみられる2016年度事業方針の内容に注目している。

■TSIホールディングス <3608>  725円  +5 円 (+0.7%)  本日終値
 TSIホールディングス<3608>が続伸。同社は26日の取引終了後、アナディス(東京都渋谷区)と有限会社シェ・アナン(東京都渋谷区)の全株式を取得し子会社化することを発表した。子会社となる2社は、都市型ファッションビルを中心にフレンチオーセンティックを基盤としたアパレルセレクトショップ「アンシェヌマン・ミニョン」を始め、他3業態を含む14店舗の直営店を運営している。商品の製造・販売はアナディスが中核的な役割を担い、商品企画およびバイイングはシェ・アナンが中心となり運営、今後成長が期待できる30代から40代の高感度な女性の顧客に高い支持を得ている。2社をグループ化することでブランドポートフォリオを一層強固にする。

■群馬銀行 <8334>  496円  +3 円 (+0.6%)  本日終値
 26日、群馬銀 <8334> が発行済み株式数(自社株を除く)の0.22%にあたる100万株(金額で6億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は3月1日から3月11日まで。

■ぐるなび <2440>  2,560円  +15 円 (+0.6%)  本日終値
 ぐるなび<2440>が反発。岡三証券が26日付でレーティング「強気」継続、目標株価を2950円から3100円へ引き上げた。中期的な業績拡大の基盤となる有料加盟店の獲得ペース向上が続いているとし、第4四半期以降も、地方拠点の貢献や、飲食店のインバウンド対応需要の取り込みによって堅調な獲得状況が続き、連結営業利益も拡大が続くと指摘。今16年3月期は通期連結営業利益で従来予想の60億円から会社側計画同様の64億円(前期50億9900万円)へ、来期予想を72億円から77億円へ引き上げてる。

■日立製作所 <6501>  477.9円  +1.8 円 (+0.4%)  本日終値
 日立製作所<6501>が3日続伸。同社はこの日、慶應義塾大学とサイバーセキュリティーやIoTなどの技術を基盤とした「超スマート社会」の実現に貢献するため、共同研究を開始することを発表した。今後、高度化・大規模化するサイバー攻撃に対するセキュリティー運用管理や個人情報の安全性に関連する技術の開発などに共同で取り組む方針。

■マツダ <7261>  1,573円  +6 円 (+0.4%)  本日終値
 マツダ<7261>が続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、17年3月期の「CX‐9」に加え18年3月期も「CX‐4(仮称)」と、SUVの新車投入が続くと予想。16年3月期に導入した「CX‐3」、「ロードスター」も17年3月期はフル寄与が期待できるとみて、「CX‐5」など既存の主力モデルも頻繁な商品改良の実施で販売好調が続くと予想。今後も新車投入効果で実質的には最高利益更新が続くとみて、レーティング「オーバーウエイト」を継続。目標株価は3300円から2900円に引き下げている。

■ユアサ商事 <8074>  2,480円  +6 円 (+0.2%)  本日終値
 ユアサ商事<8074>が堅調。同社はこの日、午後2時に今16年3月期の期末配当を修正。従来予想の45円に創業350周年記念配当25円を加えた計70円(前年同期55円)へ引き上げることを発表した。第2四半期の30円(1対10の株式併合前の前年同期は3円)と合わせて年間配当は100円になる。

■熊谷組 <1861>  248円  -47 円 (-15.9%)  本日終値  東証1部 下落率トップ
 熊谷組<1861>が大幅安。同社はきょう、2014年6月9日に施工不良を報告した横浜市西区所在のマンションについて、住宅棟全5棟の建て替え案を最善策として検討することにしたと発表。これによる業績への影響などが懸念されているようだ。この案件に係る損失見込み額は、特別損失処理により「偶発損失引当金」を計上しているが、追加損失額については現在精査中としている。

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