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【市況】東京株式(大引け)=136円安、円高と原油安嫌気して続落

日経平均 日足チャート 「株探」多機能チャートより
 24日の東京株式市場は原油安や海外株安を嫌気して売りが優勢となった。売り一巡後は下げ渋ったものの、後場は再び売りに押される展開で3日ぶりに1万6000円台を割り込んで引けた。

 大引けの日経平均株価は前日比136円26銭安の1万5915円79銭と続落。東証1部の売買高概算は22億530万株、売買代金概算は2兆2323億8000万円。値上がり銘柄数は767、対して値下がり銘柄数は1041、変わらずは133銘柄だった。売買代金も前日は上回ったものの盛り上がりを欠いた。

 きょうの東京市場は、前日の欧米株市場が軒並み安となったことや、原油市況が反落したことを受けてリスク回避の動きが表面化した。外国為替市場では1ドル=112円台を割り込むなど円高が進んだことから、輸出関連株中心に下げ幅を広げ、日経平均は朝方にほぼ300円安まで売りこまれた。その後は、26~27日に予定されるG20を意識して政策期待から次第に下げ幅を縮小、1万6000円台まで戻す場面もあった。ただ、中国・上海株市場をはじめアジア株市場が総じて軟調に推移したこともあり、戻りも限られた。

 個別では、NTT<9432>が軟調、ファーストリテイリング<9983>も値を下げた。ダイキン工業<6367>、JT<2914>なども下落した。双葉電子工業<6986>、サイバネットシステム<4312>が大幅安となったほか、横河電機<6841>、日本アジア投資<8518>の下げも目立った。

 半面、ソフトバンクグループ<9984>がしっかり、セブン&アイ・ホールディングス<3382>も堅調。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも買いが優勢だった。TDCソフトウェアエンジニアリング<4687>、マネーパートナーズグループ<8732>がストップ高に買われ、富士石油<5017>、セントラル硝子<4044>、IBJ<6071>も高い。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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