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【材料】東北特殊鋼が一時S高、給電不要のIoTセンサーシステムを共同開発と発表

 東北特殊鋼<5484>が一時ストップ高。この日、宮城県産業技術総合センターとIoTセンサーシステムを共同開発したと発表しており、今後の事業展開への期待感から買いが入っている。

 新開発したIoTセンサーシステムは、電池や電線からの給電が不要で、設置した環境の振動を電気に変える振動発電素子で作動するシステム。東北特殊鋼が自社製の新磁歪(じわい)材料を応用して開発した振動発電素子と、宮城県産業技術総合センターが開発したエネルギーハーべスティング対応IoTシステムとを組み合わせることで実現したとしており、東北特殊鋼では同システムを自社の鋼材生産設備の異常監視システムとして運用試験を開始しているという。また、工場設備だけでなく、鉄道や橋梁、トンネルなどのインフラの老朽化を監視する無給電ワイヤレス監視システムとしてや、自動車や人の歩行など移動体の振動を利用するセンサーシステムなどへの応用も期待され、ニーズは大きいとみられている。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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