市場ニュース

戻る
 

【市況】東京株式(前引け)=円高受け軟化も小幅プラス圏で着地

 23日前引けの日経平均株価は前日比15円39銭高の1万6126円44銭と小幅続伸。前場の東証1部の売買高概算は11億6751万株、売買代金概算は1兆1129億9000万円。値上がり銘柄数は603、対して値下がり銘柄数は1222、変わらずは115銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、買いが先行して始まった後は上値が重くなり、日経平均株価は一時マイナス圏に沈む場面もあった。前日終値を下回る水準では押し目買いも厚く、前引けは小幅ながら高く着地した。取引時間中に外国為替市場で一時1ドル=112円を割り込むなどドル安・円高が進行し、これが全体地合いを悪化させる要因となった。前日大きく上値を出した中小型株の一角にも利益確定の売りが目立った。一方で、メガバンクがしっかりした値動きをみせたことは不安心理の後退につながったようだ。

 個別では、ソフトバンクグループ<9984>が上昇、三井住友フィナンシャルグループ<8316>も堅調。パナソニック<6752>が高く、新日鉄住金<5401>も買いが優勢。日本アジア投資<8518>が急伸、星光PMC<4963>、日本ケミコン<6997>なども買われた。IHI<7013>も物色人気に。半面、KDDI<9433>が軟調、セブン&アイ・ホールディングス<3382>も売りに押されている。gumi<3903>が急反落、サイバネットシステム<4312>、ベクトル<6058>も大きく利食われた。日本エンタープライズ<4829>の下げも目立つ。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

株探からのお知らせ

    日経平均