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【特集】【今週読まれた記事】ショック安の衝撃残るなか、高配当利回りが人気化

 株探でその週によく読まれた記事を紹介する【今週読まれた記事】のコーナー、今週は2月13日から20日までの株探へのアクセス状況を元に人気の記事をご紹介します。

 15日に日経平均株価が1069円高と急反発、一気の1万6000円回復で幕を開けた今週の相場ですが、週末19日は229円安の1万5967円で大台の維持はならず。前週末の安値から1000円以上戻しているとはいえ、9日から12日にかけ2000円超下落した衝撃が尾を引き警戒感が強いなか、最もアクセスを集めたのは、12日の日経平均1万5000円割れ後に配信したマーケット関係者への緊急インタビュー記事でした。

  “パニック売り”東京株式市場、負の連鎖いつまで?
    (1)大塚竜太氏(東洋証券 ストラテジスト)
    (2)清水三津雄氏(日本アジア証券 エクイティ・ストラテジスト)
    (3)西川雅博氏(光世証券 執行役員)

 コメントに共通するのは、あまりにも売られ過ぎとの指摘。詳しい分析は各記事をご覧いただくとして、ここでは(1)で意見をいただいた大塚竜太氏の「足もとの収益変化では変動しにくいPBRでみても、日経225ベースで1.05倍(10日終値現在)と解散価値に急接近しており、今の水準は個人的には明らかにイレギュラーに売り叩かれていると感じている」との言葉をご紹介させていただきます。

 日経平均の急落は為替が一時1ドル110円台に突っ込む急激なドル安・円高と同時に進行しましたが、その要因を外為どっとコム総合研究所シニアFXアナリスト、石川久美子氏に聞いた「円急騰、その理由は?」もページビュー(PV)を伸ばしました。

 株探連載陣では、「【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ 明けない夜はない、勇気と忍耐を!」、「【植木靖男の相場展望】 ─ 底値圏に突入か」などがよく読まれました。

 昨秋から大局予想が当たり続け、乗りに乗っている「富田隆弥の【CHART CLUB】」の今週の記事「悪循環、時を待つ」も引き続き要注目です。

 さて、株価指標が異常値に突入したとなれば、割安銘柄紹介から目が離せなくなります。今週、銘柄紹介記事で最もアクセスを集めたのは「上がり続ける配当利回り! 減配リスク低い【4%超】銘柄リスト」でした。株価下落は配当利回りの上昇とセットですが、一方で減配を市場が織り込んでいる可能性を疑わねばなりません。そこで、配当性向が低い銘柄をピックアップすることで、配当が維持される可能性が比較的高いと予想される銘柄を選んでいます。

 そのほか配当に着目した記事では、「2月に配当取りを狙える【高利回り】ベスト30」、REIT銘柄の紹介ですが「利回り『5%』の輝き、マイナス金利でREIT急騰の“意味”」も人気を集めました。

 配当利回り以外の視点からの銘柄紹介記事では、「日経平均1000円高、戻り相場に乗る“大幅増益”リスト」がアクセスを伸ばしました。

 「ノーベル賞炭素素材『グラフェン』が世界を変える日」は、投資テーマの紹介記事としては異例のPVとなりました。炭素繊維関連株が定期的に人気化するほか、近年はセルロースナノファイバー関連株が値を飛ばしたように、業界構造を一変させる可能性がある新素材は、株式市場では注目の的です。グラフェンもその可能性を秘めており、関連企業からは目が離せません。こちらにグラフェン関連株のリストをまとめていますので、ご活用ください。

 個別株で目立ったのは、ソフトバンク <9984> 関連の記事でした。15日に最大5000億円規模の巨額自社株買いを発表して話題となりましたが、その背景や市場の反応を解説した「ソフトバンク 人気沸騰の裏側」は、特に多くの方に読んでいただけたようです。また、再建の行方が注目のシャープ <6753> に絡んでも、「シャープが急反騰、鴻海によるソフトバンク出資要請報道が株価刺激」が人気化するなど、逆風下でも同社への注目は高いままのようです。

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