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【市況】東京株式(大引け)=229円安、米株安と円高受け利益確定売り

日経平均 日足チャート 「株探」多機能チャートより
 19日の東京株式市場は米国株安や円高を背景に目先利益確定の動きが強まり、日経平均株価は再び1万6000円台を割り込んだ。

 大引けの日経平均は前日比229円63銭安の1万5967円17銭と反落。東証1部の売買高概算は22億9146万株、売買代金概算は2兆2775億2000万円。値上がり銘柄数は380、対して値下がり銘柄数は1471、変わらずは88銘柄だった。

 きょうの東京市場は終始売りが優勢。前日の米国株市場ではNYダウ、ナスダック指数ともに4日ぶり反落したほか、為替が1ドル=112円台後半へと円高傾向に振れるなか、週末ということもあって、主力株中心に目先利益確定を急ぐ動きに押された。資源エネルギー関連株や自動車株が売られたほか、銀行株も軟調で全体地合い悪を先導。G20を来週末に控え、これを見極めたいとの思惑から押し目に積極的に買い向かう動きも限られた。日経平均は一時400円近い下げをみせ1万5800円を割り込む場面もあった。ただ、後場終盤になってドル・円相場が1ドル=113円台まで円安方向に押し戻されこともあり、これを横目に大引けにかけて下げ渋った。

 個別では、トヨタ自動車<7203>が軟調、村田製作所<6981>、日本電産<6594>も大きく下げた。日本写真印刷<7915>、トレンドマイクロ<4704>が急落、国際石油開発帝石<1605>も売られた。日本アジア投資<8518>が利食われ、エイチ・アイ・エス<9603>、テンプホールディングス<2181>も安い。

 半面、JAL<9201>がしっかり、住友不動産<8830>も買いが優勢だった。日本エンタープライズ<4829>、サイバネットシステム<4312>はストップ高に買われた。日本CMK<6958>が物色人気、スカパーJSATホールディングス<9412>、ダブル・スコープ<6619>なども高い。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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