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【材料】ジグソーが5連騰、好業績AI関連として再浮上

 ジグソー<3914>の上げ足鮮烈、全体下げ相場の間隙を縫って一時260円高まで買われ5連騰と気を吐いている。きょうの高値まで5日間での上昇幅は2500円強、率にして63%の急騰で市場関係者の視線を集めている。

 同社は独自開発したソフトでクラウドやサーバーなどインターネット環境を自動監視するシステムを展開。IoT(モノのインターネット)社会の進展で需要は拡大の一途にあり、15年12月期は本業の儲けを示す営業利益が前期比2.5倍の1億5600万円と急拡大しており、これが物色人気の源泉となっている。市場関係者の間では、16年12月期についても、多業種のネット環境における新規需要を広範囲に取り込み、高成長が続くとの見方が強い。

 市場でテーマ化する人工知能(AI)関連の最右翼銘柄としての位置付けでも注目されている。日本IBMとソフトバンクグループ<9984>は、人工知能(AI)「Watson」を活用した新しいアプリケーション開発に利用可能なコグニティブ・サービスの日本語版の提供を開始、これが同社をはじめAI関連株の株価を刺激している面もある。

 自動運転技術の有力ベンチャーで今年のIPOの目玉とされるZMPとも強力に連携しており、ビッグデータ時代の到来とともに同社の存在感は一段と高まる方向だ。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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