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【材料】アジア投資がストップ高、狼狽売り後に投機資金の仕掛け

 日本アジア投資<8518>は投機資金流入が加速、後場一段高に買われ値幅制限上限の80円高は339円カイ気配となっている。

 15年4~12月期業績は投資先企業の新規上場が減少したことを背景にベンチャーキャピタル事業が低調、営業損益は3億円の赤字と前年同期の11億6000万円の黒字から大幅に落ち込んだ。しかし、この決算悪が狼狽売りを誘い、「2月上旬に8日連続安で株価は一気に4割近い急落を演じたことから、目先筋の売り物が出切った」(国内投資顧問)といい、その株式需給関係に着目した投機資金の仕切り直しがツボにはまった格好だ。

 2月15日には、同社の投資先である中国でコンテンツビジネスを手掛けるアクセスブライトが、東映アニメーション<4816>と共同開発したスマホゲーム「ロボットガールズZ」が好人気となったことをリリース、これを手掛かり材料に買いの勢いが増した。前日に株価は高く寄り付いた後、値を崩したものの、280円以下は滞留出来高も少なく、切り返しも早かった。ただ、「需給先行でマネーゲーム的な様相が強い」(同)という見方が強く、人気一巡後は荒い値動きも予想される。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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