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【市況】16日の中国本土市場概況:上海総合指数は大幅反発、景気刺激策に対する期待広がる


16日の中国本土マーケットは大幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は前日比90.37ポイント(3.29%)高の2836.57ポイントと3日ぶりに急反発した。上海A株指数も上昇し、94.76ポイント(3.30%)高の2968.33ポイントで引けている。外貨建てB株相場もしっかり。上海B株指数が6.32ポイント(1.80%)高の357.14ポイント、深センB株指数が22.81ポイント(2.04%)高の1143.45ポイントで終えた。

買い戻しの動きが活発化する。昨日の相場が下げ渋りをみせたことで、下値不安が薄らいでいる。春節明け最初の国務院(内閣に相当)常務会議で、李克強首相が内外情勢の変化に応じて、機動的に景気刺激策を実施する方針を示唆したと伝えられたことが投資家のセンチメントを上向かせた。取引時間中に公表された今年1月の金融統計で、新規融資が予想以上に伸びた実態が判明したことも支援材料。


中国人民銀行(中央銀行)による連日の資金供給も、買い安心感を誘った。指数は徐々に上げ幅を広げている。

全業種が上昇する。なかでも、保険株と証券株の上げが目立つ。中国人寿保険(601628/SH)が3.8%高、中信証券(600030/SH)が6.1%高で引けた。ITハイテク関連株やインフラ関連株、消費関連株、自動車株、不動産株なども急伸。海運株はストップ高が相次いだ。

【亜州IR】

《FA》

 提供:フィスコ

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