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【経済】米利上げは年内1、2回にとどまるのか?


 10日に行われたイエレンFRB議長の議会証言では、金融環境のひっ迫(引き締まり)が長期化した場合、経済見通しを変更する可能性があるとの見解が示された。

 市場参加者の間からは「3月利上げの可能性は排除されていない」との声が聞かれているが、利上げを行う必要性は大幅に低下しているのではないか?との見方が広がり、ドル売りを促す一因となった。イエレンFRB議長が議会に提出した報告では、「欧州中央銀行(ECB)と日本銀行の金融政策が米政策金利の道筋に影響を及ぼす」、「欧州、日本の金融政策と米国の金融政策の相違がこれまでドルを押し上げてきた」との見解が含まれていた。

報告はドル高が米国の輸出や経済成長の伸び悩みにつながっていると指摘しており、市場参加者の間では米利上げは年内1、2回にとどまるとの見方が広がっている。
《MK》

 提供:フィスコ

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