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【市況】東京株式(前引け)=世界株安連鎖で1万6000円割れ

 10日前引けの日経平均株価は前日比385円59銭安の1万5699円85銭と大幅続落。前場の東証1部の売買高概算は17億4712万株、売買代金概算は1兆5769億1000万円。値上がり銘柄数は192、対して値下がり銘柄数は1700、変わらずは43銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、寄り付きこそ高く始まったものの買いが続かず、その後は急速に円高に振れるドル円相場と歩調を合わせ、日経平均は下値模索の動きを強めた。中国経済の減速懸念や原油市況安に対する警戒は、ここにきて世界経済全体に対する先行き不透明感へと発展、足もとはリスク回避ムードが一段と強まっている。日経平均は2014年10月末以来約1年3カ月ぶりの1万6000円割れとなった後、下げが加速、一時460円下げて1万5620円台まで売り込まれる場面があった。

 個別では、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>が軟調、ソフトバンクグループ<9984>、NTT<9432>なども値を下げた。日本信号<6741>が大幅安。太平洋セメント<5233>、三菱マテリアル<5711>が急落したほか、バンダイナムコホールディングス<7832>、KLab<3656>などの下げも際立つ。クラレ<3405>も安い。半面、三井海洋開発<6269>が値を飛ばし、TKC<9746>、日本写真印刷<7915>も活況裏に大幅高。SUMCO<3436>も物色人気となった。SMC<6273>、戸田工業<4100>なども買いを集めている。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

最終更新日:2016年02月10日 11時42分

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