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【市況】東京株式(前引け)=円高直撃でリスクオフの流れ加速

 9日前引けの日経平均株価は前日比836円09銭安の1万6168円21銭と急反落。前場の東証1部の売買高概算は14億3528万株、売買代金概算は1兆3260億5000万円。値上がり銘柄数は38、対して値下がり銘柄数は1878、変わらずは16銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、世界的なリスク回避の流れが直撃、下値模索の動きが一段と強まった。海外株安に加えて原油安、為替の円高が大きく嫌気されている。取引時間中に外国為替市場で1ドル=114円台に入る急激な円高が進行、これと歩調を合わせ日経平均は800円を超える下落となり前場の安値で着地した。売りが売りを呼ぶ格好となり、値下がり銘柄数は全体の97%に達し、日経平均は目先1万6000円大台攻防も意識させる展開にある。

 個別ではトヨタ自動車<7203>が急落、ファーストリテイリング<9983>の下げも目立つ。村田製作所<6981>、任天堂<7974>も大きく値を下げた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や野村ホールディングス<8604>なども下落。サンケン電気<6707>が急落、不動テトラ<1813>も売り人気となった。半面、クックパッド<2193>が商いを伴い大幅高、オリエンタルランド<4661>もしっかり。関電工<1942>、東急建設<1720>などが大きく買われ、日本製鋼所<5631>も高い。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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