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【材料】東邦鉛が続急落、16年3月期最終損益は一転して183億円の赤字に

 東邦亜鉛<5707>が続急落。前日比17円安の216円まで値を下げた。同社は8日取引終了後、16年3月期の連結業績予想の修正を発表。売上高を1160億円から1134億円(前期比6.4%減)へ、営業損益を35億円の黒字から12億円の赤字(前期68億9500万円の黒字)へ、最終損益を6億円の黒字から183億円の赤字(同27億4300万円の黒字)へ大幅下方修正した。これを嫌気する売りが集中している。

 中国経済の減速が非鉄市況にも影響を与えており、とりわけ亜鉛相場については2015年5月に2400ドルを超える水準まで価格が上昇していたが、その後値を崩し一時は1500ドルを下回る水準まで落ち込んだ。そのなか市況の影響を受けやすい製錬事業で、下期において在庫評価損、相場下落などの影響が出ている。また、同社が保有する企業の株式評価損の計上も足を引っ張っている状況だ。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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