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【市況】東京株式(前引け)=円高受けリスク回避売りで1万7000円割れ

 5日前引けの日経平均株価は前日比253円43銭安の1万6791円56銭と続落。前場の東証1部の売買高概算は15億7187万株、売買代金概算は1兆2752億3000万円。値上がり銘柄数は304、対して値下がり銘柄数は1544、変わらずは86銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、終始売り優勢。前日の米国株市場は高かったものの、外国為替市場で1ドル=116円台で推移するなどドル安・円高に振れたことで、これが投資家のリスク回避姿勢につながった。下値では値ごろ感からの押し目買いが入り、前場中ごろに日経平均は下げ渋る動きをみせたものの、買いは続かずその後再び売り直される展開に。銀行株だけでなく、不動産株にも売りが目立つ展開となっている。日経平均株価は1万7000円を大きく割り込み、日銀によるマイナス金利導入発表以前の水準も下回った。

 個別ではトヨタ自動車<7203>が安く、ファーストリテイリング<9983>も下落、三菱地所<8802>も売られた。東芝<6502>が急落、有沢製作所<5208>、日本アジア投資<8518>なども大きく値を下げた。イビデン<4062>、丸井グループ<8252>なども安い。半面、古河電気工業<5801>が物色人気を集め、グリー<3632>も急伸。ヤマハ<7951>は一時ストップ高に買われた。テルモ<4543>が上昇、スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>も上値を追った。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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