市場ニュース

戻る
 

【市況】概況からBRICsを知ろう~インドSENSEX指数は続落、原油価格の下落を受け、資源セクターに売りが継続


【ブラジル】ボベスパ指数 39588.82 +2.57%
3日のブラジル株式市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比992.65ポイント高(+2.57%)の39588.82で取引を終えた。38596.53から39725.69まで上昇した。指数構成銘柄での値上がりは51、値下がりは9、変わらず1であった。

米連邦準備理事会(FRB)の追加利上げ観測の後退による買い安心感や、ドル全面安による割安感から商品相場が上昇したことで、鉱物資源エネルギー銘柄が上昇し、ブラジル株の押し上げにつながったとの見方。また、この日発表のブラジルの1月サービス業PMIや総合PMIが、ともに上昇したことも好感されたもよう。

【ロシア】MICEX指数 1744.81 -0.68%
3日のロシア株式市場は続落。主要指標のMICEX指数は、前日比11.91ポイント安(-0.68%)の1746.35で取引を終了した。1744.81まで下落した後、いったん1766.27まで上昇した。

ロシア中銀が「急激な原油安による財政支出の削減が、今年の成長率を0.3%ほど圧縮させる要因になる」、また、経済開発省が「インフレ率は想定より上昇する可能性がある」との見通しを示したことが、売り材料になったもよう。ロシアの1月サービス業PMIが低下したことも懸念された。そうしたなか、終盤にブレント原油先物の反発につれる形で、ロシア株も一時プラス圏に浮上した。

【インド】SENSEX指数 24223.32 -1.29%
3日のインドSENSEX指数は3日続落。前日比315.68ポイント安(-1.29%)の24223.32、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同93.75ポイント安(-1.26%)の7361.80で取引を終えた。

小幅安で寄り付いた後は下げ幅を拡大させ、その後も安値圏で推移した。原油価格の下落を受け、資源セクターに売りが継続。産油国による減産協調に対する期待が後退していることが嫌気されているもようだ。また、前日の米株安や本日のアジア市場が軟調な展開を示していたことも、リスク回避の姿勢を強めた。

【中国本土】上海総合指数 2739.25 -0.38%
3日の上海総合指数は小幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は前日比10.32ポイント安(-0.38%)の2739.25ポイントと反落した。上海A株指数も下落し、10.85ポイント(0.38%)安の2866.36ポイントで引けている。一方、外貨建てB株相場はまちまち。上海B株指数が0.05ポイント(0.01%)高の348.45ポイント、深センB株指数が8.76ポイント(0.77%)安の1134.07ポイントで終えた。ベンチャー企業で構成される深セン創業板指数は逆行高で続伸。0.73%上昇した。

2日に急伸した反動で、ひとまず売られる流れ。足元で売買代金の低迷が続くなか、市場エネルギーの減退も不安視された。オフショア人民元が対米ドルでじり安基調をたどっていることを背景に、資金流出の懸念もくすぶっている。

《NH》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均