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【材料】三井造が新安値、受注工事損失引当金計上で16年3月期業績予想を一転減益へ修正

 三井造船<7003>が3日続落し、連日の昨年来安値更新となっている。3日の取引終了後、16年3月期の連結業績見通しについて、売上高を従来予想の8300億円から8100億円(前期比0.8%減)へ、営業利益を180億円から120億円(同9.8%減)へ、純利益を130億円から60億円(同36.6%減)へ下方修正しており、営業利益・純利益は増益予想から一転して減益予想となることが嫌気されている。

 船舶海洋部門の見通しを見直して売上高を下方修正したことに加えて、建造中の海洋支援船4隻に関して受注工事損失引当金の計上などで72億円の追加損失を売上原価に計上したことが響くしている。

 なお、同時に発表した第3四半期累計(15年4~12月)決算は、売上高5875億8700万円(前年同期比5.3%増)、営業利益48億4500万円(同53.3%減)、純利益24億7500万円(同73.2%減)だった。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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