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【市況】東京株式(前引け)=海外株急落受けリスクオフ一色

 3日前引けの日経平均株価は前日比556円51銭安の1万7194円17銭と大幅続落。前場の東証1部の売買高概算は15億5871万株、売買代金概算は1兆5135億7000万円。値上がり銘柄数は89、対して値下がり銘柄数は1828、変わらずは16銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、前日の欧米株市場が軒並み大幅安となった流れを引き継ぎ、朝方からリスク回避ムードに包まれた。原油市況が再び下落歩調を強めたことが、投資家の不安心理を増幅させている。外国為替市場でも安全資産とされる円が買われる流れとなり、一時1ドル=119円台前半まで円高が進行、これも主力株中心に買いを手控えさせる背景となった。寄り付き時点の日経平均は250円安程度で始まったものの、その後は海外投資家の売りが観測されるなか、漸次水準を切り下げ、下落幅を650円超に広げる場面もあった。

 個別ではトヨタ自動車<7203>が売買代金を伴い急落、ソフトバンクグループ<9984>も安い。野村ホールディングス<8604>が大きく売られたほか、IHI<7013>、カシオ計算機<6952>も大幅安。川崎重工業<7012>、神戸製鋼所<5406>の下げも目立つ。半面、レンゴー<3941>が急伸、ジーエス・ユアサ コーポレーション<6674>、ITホールディングス<3626>なども全体相場に逆行して大幅高となった。ナブテスコ<6268>、横河電機<6841>なども上昇した。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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