【材料】オムロン Integrated Reporting:20年度に売上高1兆円以上、営業利益率15%
Integrated Reporting(統合報告)とは上場企業が株主・投資家と建設的に対話する手段である統合報告書から、企業自らが中長期に目指している姿や戦略、そして戦略に基づく諸活動といった全体像の理解に役立つ部分をピックアップし、投資家の方にお伝えするレポートです。
今回はフィスコのアナリストがそれを読み込み、ポイントとなるべき箇所をピックアップします。
※統合レポート2015より
■オムロン<6645>へのアナリストによるポイント
・2020年度までのゴールとして売上高1兆円以上、営業利益率15%を目標
・海外の重要ポジションに占める外国人比率で前期比変わらず42%という数値など非財務的な情報ハイライトは充実している感
・B to BからB to Cまで複数の事業を持つ同社にとって、ROIC(投下資本利益率)は各事業のパフォーマンスを公平に評価できるという点で多用しており、2016年度目標であった13%超の目標を2年前倒しで達成、ROIC経営2.0を標榜
■統合報告書の抜粋
・我々はVG2020において売上高1兆円以上、営業利益率15%を掲げています。
(P26 CEOメッセージ)
・日本以外の拠点の経営はそれぞれの国の人財に任せることが最適と考え、海外の重要ポジションの現地化に注力しています。今後もさらに現地経営人財の育成と登用を進めていきます。(P16 非財務ハイライト)
・ポートフォリオマネジメントの実行とROIC逆ツリーを一つのツールとし、現場までつながるKPIの設定とこれに呼応するアクションを徹底することで、ROICの2016年度目標であった13%超の目標を2年前倒しで達成しました。(P25 CEOメッセージ)
《TN》
提供:フィスコ