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【市況】明日の株式相場見通し=買い意欲続けば1万8000円攻防も、先高期待感が浮上

 あす(2日)の東京株式市場は、日経平均株価が前週末ときょうの続急伸により2日間で823円も上昇したことを受け、当然利益確定の売りも想定される。ただ、きょうも東証1部の売買代金が3兆8519億円と大きく膨らみ、市場エネルギーは高水準を保っていることから、物色意欲が持続する可能性もある。日経平均1万8000円を巡る攻防となる可能性もある。

 日経平均は、昨年12月7日以来約2カ月ぶりに25日移動平均線(1万7642円=1日)を奪回してきたことで、先高期待感が浮上している。市場関係者からは「マイナス金利導入が利益圧迫要因とされる銀行株を除けば、自動車、電機の輸出関連をはじめ、不動産、建設、小売りなどの内需系までほとんどの業種で主力銘柄が、比較的大幅な上昇をみせている」との見方が出ていた。

 1日の東京株式市場は、寄り付きから買い優勢。後場に入ってもジリ高歩調をたどり、日経平均株価終値は、前日比346円93銭高の1万7865円23銭と大幅続伸となった。

 日程面では、1月のマネタリーベースに注目。海外では、米1月の新車販売台数、ユーロ圏12月の失業率が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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