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【材料】宇徳---3Q業績はプラント・物流事業で国内工事順延とタイでのコスト増が響く


宇徳<9358>は29日、第3四半期累計(2015年4-12月期)決算を発表した。連結業績は、売上高に相当する営業収入が前年同期比7.9%減の360.21億円、営業利益が同43.4%減の21.84億円、経常利益が同42.6%減の23.16億円、純利益が同45.7%減の14.06億円となった。

港湾事業では、車両の取扱量は緩やかに回復基調で推移したものの、建機や外貨コンテナの取扱量減少の影響が大きかった。プラント・物流事業では、国内電力関連工事における重量物輸送等の工事の順延とタイにおけるコスト増加の影響を受けた。

通期業績見通しは従来計画を据え置いた。営業収入が前期比9.1%減の485.00億円、営業利益が同49.5%減の27.00億円、経常利益が同49.7%減の28.00億円、純利益が同50.5%減の17.00億円を見込んでいる。

2015年に創業125周年を迎えた同社は、港湾荷役、はしけ運送等の港湾運送事業を核に、重量物の輸送・据付から建設までのプラント事業や、通関・倉庫・陸運等の物流事業を発展・拡大させてきた。重量貨物の搬出、陸上輸送、はしけ輸送、専門船への積込、現地での機器輸送・据付までをすべて行う「直営一貫作業サービス」が強み。商船三井<9104>が株式の3分の2を所有する。

《SF》

 提供:フィスコ

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