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【市況】概況からBRICsを知ろう~ロシア株式市場は反発、「自国経済を深刻な危機から守るため1兆7000億ルーブルを投入」と報道


【ブラジル】ボベスパ指数 38376.37 +2.34%
27日のブラジル株式市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比878.89ポイント高(+2.34%)の38376.37で取引を終えた。37402.09から38765.60まで上昇した。指数構成銘柄での値上がりは52、値下がりは8、変わらず1であった。

前日の取引終了後に、ブラジル国家電力庁が電力事業者に対する課徴金の削減を決定したもようで、電力会社株が大きく上昇。電力供給量の正常化が見込まれ、ブラジル経済が活性化するとの見方も広がり、ボベスパ指数の上昇につながった。また、NY原油先物が上昇に転じたことを受けて、石油ガス大手株が大幅高になったことも、指数を押し上げた。

【ロシア】MICEX指数 1747.57 +2.50%
27日のロシア株式市場は反発。主要指標のMICEX指数は、前日比42.56ポイント高(+2.50%)の1747.57で取引を終了した。1708.21から1747.57まで上昇し、高値引けとなった。

一部ロシア紙による「自国経済を深刻な危機から守るため1兆7000億ルーブル(220億ドル)を投入(ロシア政府筋)」、との報道を好感して買いが先行した可能性。また、その後、ロシア株式市場引けにかけて、ブレント原油先物が32ドル台を回復し、MICEX指数の高値引けにつながった。

【インド】SENSEX指数  24492.39 +0.03%
27日のインドSENSEX指数は小幅に3日続伸。前日比6.44ポイント高(+0.03%)の24492.39、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同1.60ポイント高(+0.02%)の7437.75で取引を終えた。

中盤に上値を追う展開を示したが、その後再び前日の終値近辺でもみ合った。日本時間28日未明に米連邦公開市場委員会(FOMC)政策金利の発表を控え、慎重ムードが強い。また、中国本土市場が不安定な展開を示したことも、積極的な買いを手控えさせた。

【中国本土】上海総合指数 2735.56 -0.52%
27日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は前日比14.23ポイント安(-0.52%)の2735.56ポイントと続落した。一時は4%超下げ、約1年2カ月ぶりに心理的節目の2700ポイントを割り込んでいる。

出来高の縮小傾向を背景に、中国マーケットには先行き不安が強まっている。信用取引の反対売買に伴う売りも出た。信用取引の買い残は、このところ持続的に減少しつつある。上海総合指数は前日に約1年2カ月ぶり安値に落ち込んだだけに、朝方は自律反発狙いの買いが先行したものの、程なくマイナスに転じた。

《CS》

 提供:フィスコ

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