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【特集】<話題の焦点>=ガソリン価格低下で恩恵を受ける銘柄

 経済産業省資源エネルギー庁が20日発表した18日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、12日の前回調査に比べ1円70銭安い117円20銭と、12週連続で値下がりした。原油価格の低下を受け、約6年8カ月ぶりの安値水準となっている。顧客自らが給油するセルフスタンドでは、販売競争の激しい首都圏の一部店舗で1リットル当たり100円の大台を割り込んでいるケースも出ているという。

 原油価格の低下に伴い、原燃料コストが軽減されてメリットを受ける個別銘柄としては、東京電力<9501>、関西電力<9503>、中部電力<9502>の電力会社をはじめ、日本製紙<3863>、王子ホールディングス<3861>の製紙メーカーや、ブリヂストン<5108>をはじめとするタイヤメーカー。郵船<9101>、商船三井<9104>の海運、JAL<9201>、ANAホールディングス<9202>の航空会社などがある。

 また、ガソリン価格下落で燃油費の軽減が見込めるヤマトホールディングス<9064>、セイノーホールディングス<9076>、トナミホールディングス<9070>などの陸運大手。第一交通産業<9035>、大和自動車交通<9082>のタクシー会社も恩恵を受ける。

 さらに、ガソリンに割安感が出ることで、マイカーで利用するケースが多い複合レジャーチェーン大手のラウンドワン<4680>や、ホームセンター大手のコメリ<8218>、DCMホールディングス<3050>、ショッピングモールのイオンモール<8905>、カー用品国内最大手のオートバックスセブン<9832>などで来場顧客数の増加が見込める。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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