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【市況】東京株式(大引け)=152円高、海外株高と原油反発受け続伸

 25日の東京株式市場は前週末の海外株高などを受けて買い先行、取引時間中は日経平均株価も方向感が定まらず上下に振れたが、結局150円高強で着地した。

 大引けの日経平均株価は前日比152円38銭高の1万7110円91銭と続伸。東証1部の売買高概算は22億9170万株、売買代金概算は2兆4124億9000万円。値上がり銘柄数は1643、対して値下がり銘柄数は229、変わらずは63銘柄だった。

 きょうの東京市場は、前週末の欧米株市場が総じて高かったことや、原油市況の急反発、為替市場での円安と好条件が揃い、リスクを取る動きが継続した。日欧の金融緩和期待が底流している。取引時間中に中国・上海株などをはじめアジア株市場が堅調に推移したこなども味方した。ただ、前週末に日経平均は900円以上の上昇をみせていたこともあって、高値では目先筋の利益確定売りが上値を押さえ、ザラ場はマイナス圏に沈む場面もあった。その後は再び切り返したが1万7200円近辺は上値も重く、跳ね返される展開に。値上がり銘柄数は東証1部全体の85%を占めたが、日経平均は結局きょうの始値を上回れず、日足では小幅陰線となった。

 個別では、ソフトバンクグループ<9984>が商いを伴い堅調、JT<2914>も上昇した。花王<4452>も活況高。GSIクレオス<8101>がストップ高となったほか、ヒト・コミュニケーションズ<3654>も値幅制限いっぱいに買われた。東京製鉄<5423>が物色人気となり、石油資源開発<1662>、アダストリア<2685>も値を上げた。

 半面、TDK<6762>、ファナック<6954>などが軟調、住友不動産<8830>も値を下げた。日本通信<9424>が急落したほか、東芝<6502>、SUMCO<3436>、さくらインターネット<3778>も安い。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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