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【材料】アイサンテクノなどカイ気配スタート、自動運転標準化報道など国策後押しが刺激に

 アイサンテクノロジー<4667>がカイ気配スタート。今年の大発会に上場来高値をつけて以降は利益確定の売りに押されていたが、時価は値ごろ感から押し目買いが優勢、寄り付き6000円台に乗せて始まった。自動運転車では高精度のデジタルマップ技術で業界を先駆する。

 25日付の日刊工業新聞が「経済産業省は自動車業界と共同で、2016年夏にも自動走行に必要な技術の開発や標準化に着手する。トラック後列車両が自動で走行する『隊列走行』、駅や病院、小売店までの短い距離を自動走行車で送る『ラストワンマイル』サービスなどが対象。いずれも人手不足や高齢化などの日本が抱える課題を緩和するもので、18年度の実証試験入りを目指す」と伝えている。自動運転は国内外の関連メーカーだけでなく、安倍政権が注力する成長分野に位置付けられているが、経済産業省は同分野の政策的な後押しを強めており、今回の報道が、関連銘柄の株価を改めて刺激する格好となった。

 同テーマの関連右翼ではほかに今年のIPOの目玉とみられるZMPとの強力な協業体制を築くアートスパークホールディングス<3663>や、完全自動運転化で重要なGIS(地理情報システム)クラウドソリューションで業界に先駆するドーン<2303>、アラウンドビューモニターで高シェアを有し、自動駐車システムの普及に向け開発を進捗させるクラリオン<6796>なども買われている。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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